愛知県津島市の行政書士寺田勝事務所では、相続・遺言、会社設立、許認可申請など幅広くご対応しております。地域密着で親しみ易い事務所を目指しております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
遺言によって財産を与えることを「遺贈」といいます。
これは、財産を受ける側の意志に関わりなく贈ることができますので「あげます」、「はい、もらいます」という無償の契約である「贈与」とは法律上区別されています。
遺言によって被相続人の意志が明確に示されていれば、相続のトラブルの多くは防ぐことができるでしょう。
遺言で出来る事柄は法律で定められている一定の事項に限られます。
(1) 狭義の相続に関する事項
①推定相続人の廃除・取消し
②相続分の指定・指定の委託
③特別受益の持戻しの免除
④遺産分割の方法指定・指定の委託
⑤遺産分割の禁止
⑥共同相続人の担保責任の減免・加重
⑦遺贈の減殺の順序・割合の指定
(2) 遺産の処分に関する事項
⑧遺贈
⑨財団法人設立のための寄付行為
⑩信託の設定
(3) 身分上の事項
⑪認知
⑫未成年者の後見人の設定
⑬後見監督人の指定
(4) 遺言執行に関する事項
⑭遺言執行者の指定・指定の委託
(5) 学説で認められている事項
⑮祖先の祭祀主催者の指定
⑯生命保険金受取人の指定・変更
2020.5.21
なぜ遺言が必要なのか
遺言とは、「人の最終意思に、死後の法的効果を認めて、その実現を保証する制度」です。
長きにわたり一生懸命に働いて築いた財産をめぐって、遺された肉親同士が遺産争いを繰り広げるようでは天国にいる故人もやりきれないものでしょう。
子孫の幸福のためになるべき遺産が、骨肉の争いを引き起こし、不幸の原因になってはたまりません。
財産のある人は、生前に自分の財産の状況とその分配方法等を定めた遺言を作成するべきです。
遺言は、遺産をめぐるトラブルを防ぐ最善の方法であるとともに、遺産を遺された家族のために生かす出発点でもあります。
また、遺すものが借金だけだという場合でも、遺された家族が法的な手続(相続放棄)により借金の返済義務を負わなくてもすむよう、その内容を遺言というかたちで書き遺しておきたいものです。。
2020.5.20
遺言とは
わかりやすく言うと、自分が死んだ時に、「財産を誰々に遺す」とか、「実は隠し子がいた」等々、こういったことを、死ぬ前に書いて残しておくことです。
注意しなければならないことは、遺言の方式は法律で定められているので、それに違反する遺言は無効になってしまうということです。
遺言は死ぬ前であれば、いつでも本人の意志で自由に変更または撤回することができます。
もちろん変更や撤回するときも、法律上の決まりを守らなければいけません。
遺言で定めることが出来る内容も法律で決まっていますので、それ以外の事柄について定めても何の効力もありません。
もちろん「他人の財産を息子にあげる」などといったことは認められません。
遺言で定められるのは、当然のこと自分が持っている権利の範囲内のみということです。。
2020.5.19
はじめに
遺言書とは、死が目前に迫ったときに作成するものだと思っていませんか?
あるいは自分には必要のないものだと思っていませんか?
遺言書とは、テレビドラマや映画に出てくるような、莫大な資産を持ち、仲の悪い家族達に囲まれた、孤独な老資産家にしか必要のないものでもありません。
ごく普通の人にとっても必要とされるものです。
人は生前、自分の意志で自由に財産を処分できますが、万が一のことがあった場合、遺されたご家族は故人の遺志を確かめることが出来ません。
故人の遺志を最大限尊重したくても、その意志を確認するすべが無ければどうしようもありません。
その時に遺言書という、形になったものが、残されていたなら、ご家族は故人の遺志を確認することができ、その内容に沿った形での財産の分配が可能になります。
遺言書を作成することによって、遺された家族たちに無用の心配をかけることが避けられます。
生前に遺言書を作成しておくことは、決して自分には全然関係のないことでも、縁起でもないことでもありません。
遺される大切な家族への思いやりとして、そして安心を贈るために、遺言書を作成しておくことをお勧めします。
2020.5.18
1. 現状 自筆証書遺言に係る遺言書は自宅で保管されることが多い。
2. 問題点 遺言書が紛失・亡失する恐れがある。
相続人により遺言書の破棄、隠匿、改ざんが行われるおそれがある。
これらの問題により相続をめぐる紛争が生じるおそれがある。
■対応策 公的機関(法務局)にて遺言書を保管する制度を利用する。 法務局で保管する利点➡全国一律のサービスを提供できる・プライバシーを確保できる・。
相続登記の促進につなげることが可能。等々
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
2020.5.12